秋葉原で、メイドカフェバー「リリーコテージ」をはじめ6店舗のコンセプトカフェおよびBARを運営する株式会社MERRY。約7年前に最初の店舗をオープンして以来、関わる全ての人にとって楽しいお店をモットーに、お店の雰囲気や魅力的なキャストなどにこだわった店舗を展開しています。
今回は、株式会社MERRY 代表取締役の濱 大樹様に、BIZARQ株式会社のクラウド会計導入サポートを利用した経緯やその効果、今後の展望などについてお話を伺いました。
――創業したきっかけについて教えていただけますか?
もともと「いつか経営者になりたい」という夢がありました。なかなかきっかけがつかめずにいた頃に、友人に誘われてコンセプトカフェに行き、起業のアイディアが浮かんだんです。当時はまだコンセプトカフェというジャンルのお店自体が少なかったので、成長する余地があると感じました。
約7年前に最初の店舗をオープンし、ついてきてくれるスタッフやお客様のおかげで、経営者として活動できています。
――クラウド会計導入前はどのような課題を抱えていましたか?
紙ベースでの作業に悩まされていました。BIZARQさんのクラウド会計導入サービスをお願いするまでは、税理士の先生に紙の領収書や請求書を渡していました。
私の作業は、その月の領収書や請求書の振り分けだけだったのですが、六店舗分となるとかなりの量です。作業時間自体はそれほど長くなかったのですが、精神的な負担が大きかったです。
「もっと他にやるべきことがあるのに、なぜこれをやらなければならないのか」と感じることが多かったですね。本来、会社経営や店舗の運営、スタッフのマネジメントに使うべき時間が、会計処理に費やされていました。作業そのものが苦痛で疲れてしまい、終わった後は何もできないのもストレスでした。
大雑把な売上や利益はわかっても、店舗ごとの詳細な状況が把握しづらいことも課題でした。どの店舗がどれくらい稼いでいるのか、どこにお金をかけるべきか、何が無駄になっているのかといった分析ができず、的確な経営判断がしにくい状況でした。
――クラウド会計の導入を検討されたきっかけは何だったのでしょうか?
経営コンサルティングを依頼しているBIZARQの吉岡さんに、面談の時に「会計回りを効率化して、もっと経営に時間を使いましょう」と提案してもらったのがきっかけです。従来のやり方では限界があるとは感じていたものの、なかなか自分では変えられなかったんです。
――最終的に導入を決めた理由を教えてください。
「吉岡さんなら大幅に効率化してくれる」と確信したからです。コンサルティングでお世話になっている時も、次々と課題を整理して改善提案をしてくれるので、すごく信頼感がありました。
クラウド会計についての説明も非常にわかりやすく、導入によってどのように効率化できるのか、具体的に示していただきました。「これをすれば、こう変わりますよ」という説明が明確で、知識がない私でもイメージしやすかったです。
――クラウド会計導入後、どのような変化がありましたか?
クラウド会計を導入してから、会社全体の効率化が急速に進みました。まず、会計関係の作業にかかる時間と労力が大幅に減りました。以前は領収書・請求書の振り分け作業や入金作業に時間を費やしていましたが、今は内勤スタッフが初期処理を担当し、私はその作業をチェックして吉岡さんに共有するだけで完結するようになりました。
クラウド上で会計データが管理されることで、経営状態の「見える化」が進みました。特に大きかったのは、各店舗の売上や利益率などが明確に把握できるようになったことです。これにより「この店舗は頑張っているな」「ここの経費が多いな」といった分析がしやすくなりました。
さらにクラウド会計だけではなく、レジアプリの導入も提案いただきました。店舗の独自の料金形態に合った仕様にカスタマイズすることで、売上データが自動で連携でき、情報が上がりやすくなりました。レジ業務の効率が上がり、キャストの負担が減ったのもメリットです。
――BIZARQのサポート体制についてはいかがでしょうか?
LINEなどで気軽に質問できる点がとても助かっています。「このやり方で合っているか不安」というような些細な疑問でも、すぐに返答をもらえるので安心感があります。
私は会計や経営のことを詳しく知らなかったのですが、吉岡さんに面談してもらうことで少しずつ理解が深まっていきました。「今はこういう状況ですよ」と定期的に説明してもらえるので、経営状態が把握しやすくなっています。
経営に役立っているのはもちろん、新しいことを知れるのが面白く、たくさん刺激をもらっていますね。
――クラウド会計導入やコンサルによって、経営面でどのような変化がありましたか?
最も大きな変化は、経営判断が「なんとなく」から「データに基づく」ものに変わったことです。以前は大雑把な売上や利益しか把握できず、感覚や経験に頼る部分が多かったのですが、今は具体的な数字に基づいて判断できるようになりました。
特に店舗ごとの詳細な状況が把握できるようになったことで、どの店舗にどのような課題があるのか、どこに投資すべきか、何を改善すべきかがわかりやすくなりました。その結果、より戦略的な経営判断ができるようになりました。
また、自分自身の時間の使い方も変わりました。吉岡さんに「自分の時給を1万円と仮定して、どの業務をすべきか判断してください」と言われ、すごく衝撃を受けました。社長である私が1時間あたりいくらの価値を生み出せるのか、その作業に時間をかけるだけのリターンがあるのかを考えるようになったんです。それまでは経営者が行う必要のない時給3,000円くらいに相当するような作業もしていたので、全体の流れを見ることの重要性を学びました。
会計関係や動画作成のような「手を動かす作業」に時間を取られなくなったことで、経営戦略を考えたり、新しい取り組みを企画したりする「頭を使う作業」に時間を使えるようになりました。考える時間が増えたことは、会社の未来にとってすごく良いことだと感じています。
――店舗運営にも変化はありましたか?
スタッフへの還元がしやすくなりました。以前は経営状態が明確に把握できていなかったため、スタッフに還元したい気持ちがあっても、実際にどれくらい還元できるのか判断できませんでした。今ではスタッフの頑張りや成果に、しっかり応えられるようになりましたね。
――会計業務の効率化に悩む経営者の方に、アドバイスがあればお願いします。
プロの方にお願いするのが一番です。的確なアドバイスをもらえますし、取り組みをスタートするきっかけにもなります。必要性を理解しつつ取り組めていないことも、お金を払って依頼することで、「やらなきゃ」という気持ちになります。取り組まないままでいると、時間を無駄にしてしまうかもしれません。悩んでいるなら、まずはプロに相談するのをおすすめします。
――最後に、今後の目標や展望をお聞かせください。
会社をより大きくし、私についてきてくれたスタッフのキャリアと人生を応援したいです。会社が大きくなれば、店長を目指しているスタッフにお店を任せる、独立志望のスタッフには出資をするといったように、会社としてできることが増えていきます。
会社を大きくするにあたっては、仕組みが大切だと考えています。以前はコンセプトカフェという業態もあり、スタッフのプレイヤーとしての力に頼る部分が大きかったんです。クラウド会計によって把握したデータを分析し、仕組みと戦略を重視することで、会社全体の力が高まってきました。スタッフが仕事をしやすくなり、よりプレイヤーとしての力を発揮できています。
まだまだ効率化や仕組み化ができる部分がたくさんありますし、私自身も経営者として力をつけていかなければいけません。BIZARQさんの力を借りながら、会社を成長させていきたいですね。
BIZARQ Groupでは、クラウド会計導入に関するご相談を無料で受け付けています。
下記よりお気軽にお問い合わせください。
ホーム » クラウド会計導入支援サービス » クラウド会計導入支援インタビュー Vol.2