
顧客満足度を高め売上や利益のアップを実現させるためには、社員のモチベーション向上が欠かせません。
社員のモチベーション向上によって生産性向上や顧客対応の改善などが起こり、結果として顧客満足度の向上につながる可能性が高いためです。
社員のモチベーションアップにつながる施策として様々な手法があります。
施策によってやり方や適した条件などが異なるため、自社に合う方法を選ぶことが大切です。
今回は社員のモチベーションを向上させる施策の一例を紹介します。
社員のモチベーション向上につながる施策の1つとして、パーパス経営の実施が挙げられます。
パーパス経営については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。
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CONTENTS
前提|社員のモチベーション向上が重要である理由

社員のモチベーション向上が重要である理由は、従業員満足度(ES)の向上が顧客満足度(CS)の向上につながるためです。
「ESなくしてCSなし」という言葉があるように、顧客満足度を上げるためには従業員満足度も高める必要があります。
ESとCSが影響し合う流れの簡単な一例を紹介します。
- 1.職場環境の改善や評価制度の見直しなどES向上につながる施策を展開する
2.自社に対する満足度が上がり、自社のために働くという意欲が増す
3.生産性の向上や顧客対応の改善などが起こる
4.顧客満足度が上がり売上や利益が増える
5.ES向上のための施策に充てられる資金が増える
6.さらなるES向上に向けた施策を展開する
2~3の通り、自社に貢献しようとする自発的の結果として、CS向上につながる効果が期待できるのです。
そしてES向上につながる施策は社員のモチベーション向上につながる施策ともいえます。
このように、モチベーション向上は結果として売上や利益のアップなど、会社としての大きな成果につながると期待できます。
社員のモチベーションを向上させる施策

今回は、社員のモチベーション向上につながる施策の具体例を7つ紹介します。
労働条件や待遇の見直しをする
最初に行うべきこととして、労働条件や待遇の見直しが挙げられます。
どれだけモチベーション向上のための施策を展開しても、前提となる労働条件や待遇に問題があれば効果が見込めないためです。
労働条件や待遇の見直しで特に重視するべきポイントとして以下の3つが挙げられます。
- ・報酬体系や手当の内容が適当であるか、社員が不満を抱えた状態ではないか
- ・ワークライフバランスを実現できる状態であるか
- ・福利厚生が充実しているか、従業員から福利厚生面での要望があるか
労働条件や待遇は最低限の欲求である生理的欲求および安全欲求に直結する要素です。
働く上での基盤を整えるためにも、まずは労働条件や待遇の見直しから行う必要があります。
評価制度を改善する
評価制度の改善が社員のモチベーション向上につながる可能性は高いです。
評価制度で重要な要素として、以下の3つが挙げられます。
- 公平
- 地位、勤続年数、性別などの属性に関係なく、平等な評価を実施するべきです。
- 公正
- 評価制度のルールや仕組みが、法律・倫理・道徳等に反しない内容である必要もあります。
- 高い透明性
透明性が低いと何が評価につながるかを把握できず、目標を設定しにくいです。 - 結果としてモチベーション低下につながる恐れがあります。
現行の評価制度を見直し、公平・公正・高い透明性のいずれかに不足があれば早急に改善を実施しましょう。
報酬を充実させる
充実した報酬は外発的モチベーションの向上に大きく貢献する要素です。
「報酬を増やすほど良い」わけではありませんが、即効性が高い上に導入ハードルも低いため、検討するメリットは大きいといえます。
金銭的な報酬だけでなく、以下のような報酬もモチベーション向上に効果的です。
- ・商品券、ギフトカード、食事券などの金券
- ・記念品の贈呈
- ・その他プレゼントの贈呈
- ・社内ポイント制度
報酬制度の充実に加え、非金銭的なインセンティブの導入を行うことでさらなるモチベーション向上が期待できます。
非金銭的なインセンティブとして以下の例が挙げられます。
- ・MVPなどの表彰制度
- ・サンクスカード
- ・360度評価
社員が挑戦しやすい環境を整える
「挑戦するチャンスがある」「自分のアイディアを活かせる可能性がある」等の要素はモチベーション向上に効果的です。
そのため、社員が挑戦しやすい環境を整えることもおすすめできます。
具体的な方法として以下の例が挙げられます。
- ・全社員が応募できるアイディア募集コンテストを開催する
- ・社内FA制度(社員が自身の意思で異動先を決められる制度)を導入する
- ・勉強会やワークショップを開催する
- ・アイディア出しを目的としたミーティングを実施する
- ・人事面談や業務面談で「やりたいこと」「挑戦したいこと」を言いやすい状態を整える
なお、単に上記のような場を提供するだけでなく、「安心して挑戦できる」という印象を与えることも大切です。
アイディアの否定や挑戦した社員への叱責などは挑戦意欲の低下につながるため避けましょう。
社員に対する期待や一人ひとりの役割を伝える
モチベーションが下がる原因として「何のために働いているかわからない」「自分が必要とされていない気がする」等が挙げられます。
これらの事態を防ぐためには、社員に対する期待や一人ひとりの役割を伝える必要があります。
具体的な方法の例は以下の通りです。
- ・新たな仕事を依頼するときに、その人に任せる理由を明確に伝える
- ・1on1ミーティングや人事面談で会社内での役割や期待を伝える
- ・小まめにフィードバックを行い、良かった部分と改善を期待する部分を伝える
一人ひとりに伝える方法ではありませんが、経営理念やMVVを浸透させることで、社内での役割を実感させる効果も期待できます。
短期間で多くの成功体験を積ませる
仕事での成功体験は自信につながり、仕事に対する意欲の向上が期待できます。
反対に、仕事での成功を実感できなければモチベーション低下が起こりやすいです。
また、成功体験よりも失敗体験の方が多い場合も、仕事に対するモチベーションを維持しにくくなります。
以上の理由から、モチベーション向上のためには短期間で多くの成功体験を積むのが理想です。
ここでいう成功体験とは、必ずしも難易度の高い目標達成である必要はありません。
以下のように小さな成功でも積み重なれば大きな効果を期待できます。
- ・スケジュール通りにタスクをこなす
- ・新たな案件やタスクをこなす(難易度は関係なく、「新たな」の部分がポイントです)
- ・最終ゴールまでの間に設定した小さな目標を達成する
成功を実感させるためには、賞賛の言葉や評価への反映も欠かせません。
社員の様子を小まめに確認し、すぐにフィードバックを行うようにしましょう。
コミュニケーションを活性化させる
社員同士のコミュニケーションが少ない状態では、信頼関係の構築や帰属意識の向上をしにくいです。
また、疑問や不安を相談できる相手を作りにくいという理由から、悩みを抱えてしまいやすくもなります。
このような状態ではモチベーションの維持が難しいでしょう。
したがって、モチベーション向上のためには社内のコミュニケーションの活性化も必要といえます。
コミュニケーション活性化の方法として以下の例が挙げられます。
- ・社内SNSの活用
- ・ランチミーティングの実施
- ・社内サークルや部活動の導入
まとめ
従業員満足度の向上は顧客満足度の向上につながるため、従業員満足度を上げるための施策が必須です。
従業員満足度を高める施策は、モチベーション向上につながる施策とも言い換えられます。
今回、社員のモチベーションを向上させる施策を7つ紹介しました。
いずれも実施のハードルは低いものの大きな効果を期待できる手法です。
とはいえ、すべての施策を一気に進めようとすると、タスクの増加や急激な変化によって混乱が生じる恐れがあります。
まずは自社の状況を把握し、その上で優先的に行うべき施策から着手しましょう。
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記事監修
BIZARQ株式会社代表公認会計士








